60過ぎ

自宅介護の毎日のなんだりかんだり。

「笹もち」復活


元祖「笹もち」屋の旦那さんが亡くなり、しばらくお店が閉まっていました。今日お店の前を通ったら、やってたよと友人が買って来てくれました。似たような笹もちは他にもありますが、皮の歯ごたえが全然違うしあんこの甘さもほどよくて、やっぱり元祖は特別な味です。

親友


退職したらあそこに出かけよう、あれもしたい、と2人で話していた親友は震災後未だ行方不明のまま。家は高台にあったのになぜ帰らなかったのか。まだまだ話したいことがいっぱいあったのに。聡明で綺麗な人だったけど、飾らない性格で、同級生たちも皆がっかりしてました。

震災から10年


あの日、母は午後美容院に行き、津波がきたときはすでに終わって家にいたかもと妹は言っていた。一人では逃げられないしもう助からないだろう。しかし、妹は母ちゃんは絶対生きている!と言った。女川町は町の7割以上が被災し役場とも連絡が取れなくなっていた。3日後自転車で1時間以上かかり母を探しに行き、3ヶ所目の避難所でみつけた、生きていた。美容院で急ぎの客が来て自分の前に入り、地震で家まで戻り外にいたところを近所の人に車に乗せてもらい助けられたと言う。感謝です。